大阪市住吉区の皆さまへ
条件付きの遺言は作成可能
本稿まとめ
遺言に「条件」や「負担」を付けることも可能です。
- 条件が付くと、その条件が成就するまで、遺言は効力を生じません。
- 負担が付くと、その負担を実行しなければ、後日遺言を無効とされる可能性があります。
条件付きの例
Aさんが医学部に入学すれば財産を譲る
この場合は、遺言者が死亡した後、Aさんが医学部に入学できて、晴れて遺言の効力が生じます。医学部に入れない場合は原則どおり相続人が相続します。
Aさんが孫の太郎と婚姻すれば財産を譲る
こういった条件も有効です。
ポイント
条件が成就されない間は、財産が不安定となるので注意が必要です。
負担付きの例
←ブログのアイコンにもなってるよ。
Aさんに財産を譲りますので、妻のお世話をお願いします。
この場合は、一旦、Aさんが遺言者の財産を譲り受けますが、遺言者の妻のお世話をしないと、妻自身や、遺言者の相続人はAさんに、面倒をみるよう催告ができ、それでも面倒をみないと家庭裁判所に遺言の取り消しを請求できます。
Aさんに実家を譲りますので、売却せず住み続けてください。
こういった負担も有効です。
ポイント
- 負担はできる限り具体的に記載しておくと良いと思います。
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