夫から妻へ
次のような理由から、生前に妻へ贈与によって名義変更するケースが増えています。
- 子がなく、死後夫の兄弟との話し合いが気が重い。
- 値上がり予測を考えた相続税対策。
妻への生前贈与における、注意点と、簡単な流れ、当事務所の費用をご紹介します。
1.注意点
贈与税
夫から妻へ、自宅不動産などの名義を変更することは、夫から妻への贈与にあたり、贈与税の対象となります。
ただし、以下の要件を満たす場合は2000万円までの控除が受けられますので、課税価格が2000万円を超えない場合は、税額が0円となります。
※基礎控除含むと2110万円。
配偶者控除
- 婚姻期間が20年以上。
- 居住用の不動産であること。
- およそ1年はその住居に住み続けること。
- 贈与税の申告をすること。
不動産取得税
不動産の名義替えをした場合に、かかる税金がもう一つあります。それが不動産取得税です。
基本の計算式は、(土地評価×1/2+建物評価)×3%。
ただし、こちらも以下の要件を満たせば減税措置が適用されるため、居住用の不動産であれば非課税や、数万円程度になることが多いです。
不動産取得税の減税
- 居住用の建物・土地であること。
- 原則昭和57年1月1日以後の建築であること。
- 建物の床面積が、登記上50㎡以上240㎡以下であること。
東京都主税局より
2.ご依頼の流れと準備物
簡単な流れ
当事務所での簡単な流れは以下の通りです。
もしもし~。(又はメールにてご予約。)
事務所またはご自宅にて、費用と流れをご説明します。
ご検討の後、ご依頼頂ければ、登記書類をお作りして、ハンコと必要書類をお受けします。
以上が整いましたら、法務局へ登記申請を行い、通常であれば、2週間前後で完了し、新しい権利証をお渡しできると思います。
ご準備いただくもの
- 権利証
- 固定資産税納税通知書(課税証明書)
- 当事者の印鑑証明書 1通ずつ
3.当事務所の費用例
当事務所の報酬例です。不動産の個数や、事前準備の要否、権利証の紛失などにより報酬額は変動します。また、不動産評価額の評価額に対して、2%の登録免許税がかかります。
項目 | 金額 |
---|---|
司法書士報酬(税別) | 80,000円から |
登録免許税 (不動産評価額の2%) | 評価500万の場合 100,000円 |
合計額 | 180,000円から |
わーちゃん
贈与税の申告もお忘れなく。