贈与(名義変更)

【贈与】夫の土地建物の名義を妻に変更したい

夫から妻へ

 次のような理由から、生前に妻へ贈与によって名義変更するケースが増えています。

  • 子がなく、死後夫の兄弟との話し合いが気が重い。
  • 値上がり予測を考えた相続税対策。

 妻への生前贈与における、注意点と、簡単な流れ当事務所の費用をご紹介します。

1.注意点

 贈与税

 夫から妻へ、自宅不動産などの名義を変更することは、夫から妻への贈与にあたり、贈与税の対象となります。

 ただし、以下の要件を満たす場合は2000万円までの控除が受けられますので、課税価格が2000万円を超えない場合は、税額が0円となります。

 ※基礎控除含むと2110万円。

不動産取得税

 不動産の名義替えをした場合に、かかる税金がもう一つあります。それが不動産取得税です。

 基本の計算式は、(土地評価×1/2+建物評価)×3%。

 ただし、こちらも以下の要件を満たせば減税措置が適用されるため、居住用の不動産であれば非課税や、数万円程度になること多いです。

不動産取得税計算ツール

東京都主税局より

2.ご依頼の流れと準備物

簡単な流れ 

 当事務所での簡単な流れは以下の通りです。

もしもし~。(又はメールにてご予約。)

事務所またはご自宅にて、費用と流れをご説明します。

ご検討の後、ご依頼頂ければ、登記書類をお作りして、ハンコと必要書類をお受けします。

 以上が整いましたら、法務局へ登記申請を行い、通常であれば、2週間前後で完了し、新しい権利証をお渡しできると思います。

ご準備いただくもの
  • 権利証
  • 固定資産税納税通知書(課税証明書)
  • 当事者の印鑑証明書 1通ずつ

3.当事務所の費用例

 当事務所の報酬例です。不動産の個数や、事前準備の要否、権利証の紛失などにより報酬額は変動します。また、不動産評価額の評価額に対して、2%の登録免許税がかかります。

項目金額
司法書士報酬(税別)80,000円から
登録免許税
(不動産評価額の2%)
評価500万の場合
100,000円
合計額180,000円から
わーちゃん

贈与税の申告もお忘れなく。

ABOUT ME
福井 孝博
司法書士の福井です。住吉区の長居で夫婦2人で事務所を始めて、コツコツと11年目になりました。このブログでは、実務で取り扱うことの多い、相続・遺言・成年後見などの情報やアドバイスをお伝えしています。お近くの方は特に相談料をお受けしていませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ。